公益財団法人東京子ども図書館は、1974年から、子どもと本の幸せな出会いを願って、活動をつづけている私立図書館です。もう40年以上、毎年11月の勤労感謝の日にはバザーが催され、多くの方々にたのしんでいただくと同時に、活動資金へのご支援をいただいてまいりました。そのバザーを、今年は新型コロナのために中止せざるをえませんでした。そこで、バザーに代えて、松岡享子名誉理事長の「きょきょ工房」と、職員の「こねこ屋」が手作りした品々をオンライン販売することにいたしました。お買い上げは、そのまま東京子ども図書館の活動への援助となります。みなさまの“ご来場”をお待ちしています。

きょきょ工房より
今年は新型コロナのために、いろいろなことがいつも通りにいかなくなりました。不安を抱え、不自由な思いをしていらっしゃる方も多いことでしょう。そんな日々、わたしにとって心が落ち着くのは、針や編み棒を無心に動かして何かを作る静かな時間でした。これはだれのところにいくのかしら、きっとだれかさんへの贈りものになるのだろうな、もらった人がにっこりして、ぽっとあたたかい気持ちになってくれたらいいな……などと、思いをめぐらせなから、せっせと手を動かしました。オンラインショップは初めての経験ですが、わたしたちの指先から生まれたこれらの小さな品々が、それに託したわたしたちの願いをみなさまのところに届けてくれますように！

　　　　　　　　　　　　　　　　2020年11月　　きょきょ工房：松岡享子、こねこ屋一同